STAFF
COMMENT
監督:安彦 良和
———『機動戦士ガンダム』は、名もない「小さな者達」が、たがいに助け合って巨きな敵と闘い、非情な運命の中を生きて行く物語です。かつてのテレビシリーズのなかに、もっともよくそうした色合いを表すひとつのエピソードがありました。しかし、いろんな事情からそのお話は全体の流れからはみだし、取り除かれてきました。今、ガンダムの初心を愛するスタッフはそれに光を当て、語り直します。
ご覧ください。『ククルス・ドアンの島』
アムロ・レイ役:古谷 徹
まさかククルス・ドアンの島が映画になるなんて思いもしなかった。
43年の時を経て、再びガンダムで戦う15才のアムロを劇場版で演じる事が出来るとは声優冥利に尽きる。
アフレコに際し、自宅で時間をかけて念入りにリハーサルをした。
ラストシーンの映像を見終わった時、思いがけず涙が溢れた。
とてもリアルなモビルスーツの挙動、表情豊かなキャラクターたち、安彦監督ならではの実に魅力的な作品に仕上がっている。
ククルス・ドアン役:
武内駿輔
本作のククルス・ドアンの声を担当致しました、武内駿輔です。
今回、40周年を越えた本タイミングでガンダムシリーズに関われる事、しかもそれが安彦さんが監督される”ファーストシリーズ”に参加出来た事、大変光栄に感じております。
第15話の存在は僕も昔から存じておりましたが、それをまさかリブートするとは。
皆様のご期待を裏切らぬ様、ファーストシリーズを全て見直し、僕も挑まさせて頂きました。
本作は、元々の題材もそうですが、ガンダムを知っている人でも知らない方でも楽しめる内容になっております。
なんてそれっぽい事言いましたが、難しいこと考えず!
新たに描かれる”ドアンザク”!”白いヤツ”!その他多数の新要素!ド派手に戦うモビルスーツ達!
それらを、是非大きなスクリーンで楽しんで頂けますと幸いです!
出るか!?ドアン正拳突きッ!?
MAIN STAFF
- 企画・制作
- サンライズ
- 原作
- 矢立 肇 富野 由悠季
- 監督
- 安彦 良和
- 副監督
- イム ガヒ
- 脚本
- 根元 歳三
- キャラクターデザイン
- 安彦 良和 田村 篤 ことぶきつかさ
- メカニカルデザイン
- 大河原 邦男 カトキハジメ 山根 公利
- 総作画監督
- 田村 篤
- 美術監督
- 金子 雄司
- 色彩設計
- 安部 なぎさ
- 撮影監督
- 葛山 剛士 飯島 亮
- 3D演出
- 森田 修平
- 3Dディレクター
- 安部 保仁
- 編集
- 新居 和弘
- 音響監督
- 藤野 貞義
- 音楽
- 服部 隆之
- 主題歌
- 森口博子「Ubugoe」(キングレコード)
- 製作
- バンダイナムコフィルムワークス
- 配給
- 松竹ODS事業室
MAIN CAST
- アムロ・レイ
- 古谷徹
- ククルス・ドアン
- 武内駿輔
- ブライト・ノア
- 成田剣
- カイ・シデン
- 古川登志夫
- セイラ・マス
- 潘めぐみ
- ハヤト・コバヤシ
- 中西英樹
- スレッガー・ロウ
- 池添朋文
- ミライ・ヤシマ
- 新井里美
- フラウ・ボゥ
- 福圓美里
THEME SONG
プロフィール
1985年に『機動戦士Ζガンダム』オープニングテーマ『水の星へ愛をこめて』でデビュー。1991年には映画『機動戦士ガンダムF91』主題歌『ETERNAL WIND
~ほほえみは光る風の中~』がヒットし、初のオリコン週間シングルランキングベスト10入りを果たす。同年から6年連続でNHK『紅白歌合戦』にも出場。音楽活動のみならず、テレビ・ラジオ・CM・舞台など幅広く活躍の幅を広げる。近年は“大人のためのガンダムソングカバー”をコンセプトに制作したアルバム『GUNDAM
SONG COVERS』シリーズが大ヒットし、2022年3月にはその最新作『GUNDAM SONG COVERS
3』をリリース。シリーズ全作品がオリコン週間アルバムランキングにてベスト3にランクインし、累計出荷枚数は25万枚を突破した。ボーカリストとして成長し続ける、彼女の快進撃は止まらない。
安彦良和監督描きおろし初回限定版ジャケットイラスト
森口博子
安彦良和監督、40年越しにご自身の夢の実現!私も当時から余韻が残っていた第15話「ククルス・ドアンの島」との再会に、そして「50代になっても主題歌を歌う」と言う夢を監督が叶えて下さった事に胸がいっぱいです。松井五郎さんの作詞によって、少女カーラの心情が描かれた『Ubugoe』。幼い子供たちの面倒を見ている、小さくて大きな母性に心が震えました。さらに「毎日生まれ変わっている大人の私たちの“Ubugoe"でもある」というメッセージも刺さりました。doubleglassさんの壮大なメロディーと、冨田恵一さんの優しくて美しいアレンジとともに、傷を負ったこの地球に沁み入るようです。確かな明日が無いからこそ、今を精一杯生き抜く。愛に包まれた争いのない日々へと祈りを込めて歌わせていただきました。